目次
序言
第一部 ジェイムズとフッサール
第一章 ジェイムズ経験論の一考察
T ジェイムズ経験論と現象学
U ジェイムズの実在観
V ジェイムズの認識論の要石としての辺縁理論
W 辺縁理論のもたらすもの
X 「it thinks」の世界と「it is there」の世界
第二章 フッサール現象学の一考察
T フッサールの危機意識
U 自由の主体としての人間
V 事象そのものに準拠することのもつ意味
W 生活世界から導きだされるもの
X 結語
第三章 ジェイムズとフッサール
T 二人の哲学的スローガン
U 真の「合理主義」と真の「経験主義」
V 「始源的なもの」を求めるフッサールとジェイムズ
W 「現象学的還元」と「プラグマティックな方法」
X 結語
第二部 ジェイムズ経験論の周辺
第四章 ジェイムズによるヒュームの「印象」説批判
T 序説
U ヒュームの「印象」現出の条件
V 抽象論としてのヒュームの「印象」説
W ヒュームの概念主義者的思考態度
X ヒュームのジレンマ
Y ジェイムズの立場
第五章 ジェイムズのヘーゲル観
T 主知主義のチャンピオン「ヘーゲル」
U ヘーゲル批判のための11のテーゼ
V 天才ヘーゲルの「まがった好み」
W 二重否定の考え方に基づくヘーゲルの弁証法
X 「あるべきである」気質に支配されたヘーゲル
第六章 ベルクソンへの共鳴
T 序説
U 一経験論者と一形而上学者の性格
V 二人の考え方における若干の違い
第七章 ジェイムズと西田幾多郎
T 序説
U 「生の研究者」としてのジェイムズと西田
V 二人の「純経験論」説をめぐって(1)
V 二人の「純経験論」説をめぐって(2)
第八章 心霊研究家としてのジェイムズ
T 心霊現象を巡る諸情勢
U 科学の重要な部分としての心霊研究
V 死後の世界を信じたジェイムズ
W 人間の不滅性に関するジェイムズの証明方法
X 心霊現象の実在性
Y 結語
あとがき
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